オリジナルタオルやノベルティの製作ノウハウをお届けする本ブログですが、今回は少し趣向を変えて、新居田物産のモノづくりにおけるある気づきと、そこから生まれた商品たちのストーリーをお届けします。

突然ですが、皆さんはタオルに対してどんなイメージをお持ちでしょうか。「四角くて、平らなもの」と思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はタオルづくりを一筋に行ってきた私たち自身も、長年そう思い込んでいました。

その固定観念を変えるきっかけをくれたのが、コロナ禍という思いがけない出来事でした。

きっかけは、コロナ禍で市場から消えたマスクだった

2020年、コロナ禍によってマスクが市場から姿を消した頃のことです。あるお客様から「タオル生地でマスクを作れないか」とご相談をいただいたことが出発点でした。社会的にもマスクが強く求められていた時期でもあり、手元にある上質なタオル生地を活かして、私たちはマスクの製作に取り組み始めました。

最初はとにかくマスクが不足していた状況でしたので、一般的な四角いマスクをシンプルに縫製することから始めました。しかし市場では次第に顔にフィットする立体型のマスクが求められるようになり、私たちも四角い平面形状から立体形状へとシフトしていきました。

鼻の高さを出し、頬に沿うカーブを縫い出す。それまで「四角い布を織ること」を続けてきた私たちタオルメーカーにとって、立体的な形を縫い出すのは新鮮な経験でした。

マスク作りを通じて気づいた、タオル生地の可能性

やがて市場にはマスクの流通が回復し、タオルマスクの需要は次第に落ち着いていきました。しかし、その過程で私たちには、ある大切な気づきが残されていました。

この経験で得た最大の収穫は、技術というよりも、視点の変化でした。タオル生地は、縫い方や形次第でこれまでになかった商品になれる。吸水性・柔らかさ・肌触りというタオルならではの良さはそのままに、形だけを変えることで新しい価値が生まれる——そのことに気づかせてくれたのが、マスク作りという経験でした。

「タオルでできるOEMグッズ」の範囲は、ハンカチやバスタオルといった「四角形」の中だけには収まらない。タオルをひとつの「優れた素材」として捉え直すと、アイデア次第でこれまでにないプロダクトが生み出せる——そんな視点が、自然と社内に生まれていきました。

タオル生地を活用した、現在の大人気商品たち

マスク作りでの経験と気づきから生まれた商品が、今では新居田物産の主力級オリジナルグッズとして多数ラインナップされています。「タオル生地でこんなものも作れるんだ」と思っていただけるアイテムを、いくつかご紹介します。

今治タオルサウナハット

マスク作りでタオル生地が立体形状になれると気づいたことが、この今治タオルサウナハットにも繋がっています。頭の丸みにフィットする複雑な曲線、パイル地の空気層がもたらす断熱性、豊富なカラー展開。タオル生地の可能性を広げていく中で生まれた商品のひとつです。昨今のサウナブームの後押しもあり、OEM製作のご依頼が絶えない大人気商品へと成長しました。

フード付きタオル

フード付きタオルは、タオルとフード(頭巾)が一体になった立体アイテムです。濡れた髪や頭を優しく包み込めるように縫製されており、プール上がりやビーチ、夏外フェスなどのアウトドアシーンで抜群の使い勝手を誇ります。アニメやアーティストのキャラクターグッズ・物販アイテムとしても人気が高く、フルカラープリントにも対応しているため、オリジナルデザインをダイナミックに表現できます。まさに「タオルを着る」感覚に近い、平面のタオルでは実現できないプロダクトです。

タオルバッグ・巾着

タオルバッグは、タオル生地そのものをバッグの形に仕立てた商品です。トートバッグ、ナップサック、巾着の作成実績があり、キャラクターグッズや部活の記念品として広く選ばれています。

タオル地のクッション性と柔らかさがそのまま活きているため、荷物の出し入れの際に中身を傷つけにくいのが嬉しいポイントです。

普通のアイテムでは差別化ができないとマンネリを感じていた担当者の方から大変ご満足いただいた商品です。

まとめ:タオル生地の立体グッズ製作も、ぜひご相談ください

コロナ禍を経て、私たちは「タオル生地はさまざまな形に変わることができる素材だ」という視点を手に入れました。その気づきは今、サウナハットやフード付きタオルといった新しい形で、全国の皆様の元へと広がっています。

「タオル生地を利用してこんな形のオリジナルグッズを作れないか」そんな独自性のあるアイデアをお持ちの企業様やご担当者様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度新居田物産にお声がけください。

大人気のサウナハットも、最初は「こんなものを作ったらどうか」というささいなアイディアから始まっています。まずはお気軽に、お問い合わせフォームよりご連絡ください。一緒に新しいモノづくりに挑戦しましょう。