
「会社のイベントで、急にオリジナルタオルを作ることになった…」
「部活の記念品を作りたいけど、何から手をつけていいか分からない…」
オリジナルタオルの製作が初めてのご担当者様、そのお悩み、よく分かります。この記事は、そんなあなたのための「総合案内所」です。
この連載「オリジナルタオルの作り方」では、タオル製作の全工程をステップ・バイ・ステップで徹底解説します。専門知識ゼロからでも、この連載を順番に読んでいけば、誰でも自信を持って理想のオリジナルタオルを作ることができます。
第1回の今回は、オリジナルタオル製作の「はじめの一歩」。 まずは全体像を掴んで、最初のステップを一緒に踏み出しましょう!

この記事を書いた人
新居田物産株式会社 専務取締役
今治のタオル製造会社、新居田物産の新居田です。弊社のコーポレートブログではタオルづくりのお役立ち情報(タオルソムリエ監修)を発信しています。新居田物産に頼んで良かったと言っていただけるように、真摯にタオルづくりに取り組んでいます。
もくじ
オリジナルタオル製作の全体像
何事も、最初に見通しを立てることが成功の秘訣です。 オリジナルタオル作りも、全体の流れを知っておけば、今自分がどの段階にいて、次に何をすればいいのかが明確になります。
わたしたちタオル製造の現場では、オリジナルタオルをこんな7つのステップで製作しています。 まずは、すごろくみたいにゴールまでの道のりを眺めてみてください。
オリジナルタオル完成までの7ステップ
        オリジナルタオルの製作ステップはこれだけです。いかがですか?こうして見ると、ゴールまでの道のりがイメージできたのではないでしょうか。 この連載では、このステップを一つひとつ、丁寧に解説していきますのでご安心くださいね。
まずはこれだけ!オリジナルタオル製作を始めるための3つの質問
「全体の流れは分かったけど、じゃあ具体的にまず何をすれば…?」 そうですよね。ここからが本題です。
いきなり「どんなデザインにしますか?」と聞かれても困ってしまいますよね。 本格的な準備に入る前に、まずはあなたやチームの頭の中を整理するための、“3つの質問”に答えてみてください。
この3つが明確になるだけで、この後のステップが驚くほどスムーズに進みますよ。
ワークシートを用いて、オリジナルタオル製作の目的を整理してみましょう

なぜ作る?(目的・用途)
これが一番大切です。例えば、お客様へ感謝を伝える記念品なら高級感のあるタオル、販促キャンペーンで広く配布するならコストを抑えたタオル、というように目的によって最適なオリジナルタオルの種類は大きく変わります。
いつまでに必要?(納期)
オリジナルタオルは、作り方によって製作期間が変わります。使いたい日が決まっている場合は、その日に間に合う作り方を選ぶ必要があります。逆算して考えることがとても重要です。
いくつ作る?(数量・ロット)
作る枚数は、1枚あたりの価格に大きく影響します。また、「この作り方は100枚以上から」といったように、選べる製法が変わる場合もあります。だいたいの必要枚数を把握しておきましょう。
初めてのオリジナルタオル製作でよくある3つの疑問(つまずきポイントFAQ)

ここまで読んで、「うーん、やっぱり不安…」と感じている方へ。
初めてのご相談で、お客様からよくいただく質問にお答えします!
本当に何も決まっていなくても相談できますか?
もちろんです!大歓迎ですよ。 今日のワークシートにある「目的・納期・数量」の3点だけでも教えていただければ、オリジナルタオル製造のプロとして、「それでしたら、こんなタオルはいかがですか?」と最適なプランをご提案します。デザインなどが具体的に決まっていなくても、まったく問題ありません。
最小で何枚から作れますか?
製法によりますが、10枚〜小ロットの製作も可能です。 例えば、インクジェットプリントという製法なら、比較的少ない枚数からオリジナルタオルを作ることができます。作りたいタオルの種類によって最小ロットは変わりますので、まずはお気軽にご希望の枚数をご相談ください。
納期はだいたいどれくらいかかりますか?
仕様や工場の稼働状況によりますが、一般的にデザインなどが確定してから3〜4週間程度が目安です。 もっとお急ぎの場合でも、製法や仕様を工夫することで間に合うケースもございます。「もう時間がないかも…」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください!
まとめ:はじめの一歩は「3つのポイント」の整理から
今回は、オリジナルタオル製作の全体像と、最初にやるべきことをお伝えしました。
- オリジナルタオル製作は7つのステップで進む
 - まずは「目的・納期・数量」の3つを整理してみる
 
この2点だけ覚えていただければ、第一回は完璧です! ぜひ、ワークシートを元に、あなたの作りたいオリジナルタオルについて考えてみてください。
次回は、今回整理した「目的」をもとに、「どんなタオルを作りたい?~利用シーンから最適な一枚を一緒に見つけましょう~」をお届けします。
今後、プリントやジャガードといった作り方の違いや、デザインのコツなども詳しく解説していきます。関連する専門記事は、私たち新居田物産の知識が詰まった「タオルライブラリー」にもたくさんありますので、気になった方はぜひ覗いてみてくださいね。
それでは、また次回お会いしましょう!
オリジナルタオルの作り方(連載)

この記事を書いた人
新居田物産株式会社 専務取締役
今治のタオル製造会社、新居田物産の新居田です。弊社のコーポレートブログではタオルづくりのお役立ち情報(タオルソムリエ監修)を発信しています。新居田物産に頼んで良かったと言っていただけるように、真摯にタオルづくりに取り組んでいます。