NIIDAオリジナルタオルライブラリ:SDGsに貢献!サステナブルなノベルティタオル(環境配慮・SDGs編)

近年、企業の社会的責任(CSR) が重要視される中、企業のSDGsへの姿勢やメッセージを反映したノベルティの採用が増えています。環境問題への関心が高まる現代において、SDGsに貢献する製品は、企業イメージ向上に不可欠な要素となりつつあります。

本記事では、今治のタオルメーカーである新居田物産が提供する、環境に配慮した SDGsタオルに焦点を当て、その魅力と活用方法をご紹介します。

企業ノベルティにSDGsタオルが注目されている背景

SDGs つくる責任・つかう責任、気候変動に具体的な対策を

近年、消費者や社会全体の環境意識が向上し、企業に対しても環境への配慮を求める声が高まっています。ノベルティを通じてSDGsへの貢献を示すことは、他社との差別化を図り、環境に配慮した企業としてのブランドイメージを確立する上で有効です。

SDGsに貢献できるサステナブルなノベルティは、廃棄物削減や資源の再活用といったストーリー性を持つため、受け取った人に深い印象を与え、共感を呼ぶことができます。

タオルの一大産地である今治市では、糸やはぎれなど繊維製品に関する廃棄物は市全体で年間数百トンにも上ると推計されており、その多くが焼却処分されています。

新居田物産のSDGsプロジェクト「parcs」は、タオル製造工程で発生する廃棄物を減らし、資源を有効活用する取り組みです。

このような状況の中、温暖化対策やSDGsの推進などが求められる現代において、新居田物産ではタオルの製造過程で発生する廃棄物(scrap)を減らし、資源を有効活用する取り組みとして「Parcsプロジェクト」(※scrapを逆さに読むとparcs)を推進しています。

新居田物産が提供する3つのSDGsタオル 「Parcsシリーズ」

タオル素材をアップサイクルする取り組み:Parcsシリーズ

このParcsプロジェクトの中で、企業ノベルティとして活用できるSDGsタオルとして「Parcsハーフミニタオル」「藍染めミニタオル」「今治タオルコースター」の3つの商品が生まれました。

項目Parcsハーフミニタオル藍染めミニタオル今治タオルコースター
画像
サイズ20x10cm25✕25cm(角丸)10✕10cm
刺繍
プリントネーム
今治ブランドネームタグ
仕様表面:パイル
裏面:パイル
表面:シャーリング
裏面:パイル
表面:シャーリング
裏面:パイル
ロット100枚〜100枚〜100枚〜
納期約2週間約3週間約3週間
タオルボディ単価〜100円〜100円〜100円
新居田物産SDGsタオルの比較表

これらのSDGsタオルは、通常のタオルの製造過程で生じる端切れや残布をアップサイクルしているため、環境に優しいだけでなく、通常のオリジナルタオルを製作する場合と比較してコストを抑えることが可能です。しかも品質は通常のタオルと同等の”今治”品質なので、非常にリーズナブルです。

Parcs ハーフミニタオル

新居田物産のParcsプロジェクト:Parcsハーフミニタオル
Parcs ハーフミニタオル

Parcs ハーフミニタオルは、ジャガード織タオルの製造時に生じる残糸をアップサイクルして作られたハーフミニタオルです。

  • サイズ:20cm×10cm
  • 仕様:両面パイル
  • 加工:プリントネーム、社名・ロゴ等の刺繍によるオリジナルタオル製作が可能
  • 価格:タオルボディ1枚あたりおよそ100円+加工代金(刺繍またはプリントネーム)
ジャガード織タオルの製造工程
ジャガード織と残糸(左端)

ジャガード織タオルは、デザインによって使用する糸の色や量の偏りがあります。そのため、残布から作られるParcsハーフミニタオルの仕上がりは、複数の色を織り交ぜたカラフルな絵柄や、単色に近い絵柄になる場合もあります。配色の指定はできませんが、偶然が生み出すオンリーワンのデザインをお楽しみいただけます。

Parcsハーフミニタオルは、今治タオルのジャガード織と同じ仕様の高品質なタオルですが、絵柄がランダムとなるため今治ブランドネームタグをつけることはできません。

名刺やチラシを封入してSDGsの取り組みをアピール

ParcsハーフミニタオルをOPP袋入でチラシや名刺を封入
ハーフミニ用のOPP袋に名刺やチラシを封入

Parcsハーフタオルはご希望により、チラシや会社案内などを、タオルと一緒にOPP袋に封入してご納品といった対応も可能です。SDGsの取り組みやメッセージを加えて、環境に配慮した企業としての価値観やストーリーを伝えるツールとしてご活用ください。

藍染めミニタオル

新居田物産のタオル残布をアップサイクルした「藍染めミニタオル」

藍染めミニタオルは、インクジェットプリントの過程で生じる「余白(残布)」部分を再利用し、日本の伝統的な染色技術である藍染めを施すことでアップサイクルしたミニタオルです。

  • サイズ:25×25cm(角丸)
  • 仕様:表面シャーリング/裏面パイル
  • 加工:プリントネーム、社名・ロゴ等の刺繍によるオリジナルタオル製作が可能
  • 価格:タオルボディ1枚あたりおよそ100円+加工代金(刺繍またはプリントネーム)

藍染めの絞り技法によって生まれる模様が特徴的です。

もともと残布を再利用していることに加え、天然植物由来の藍染めは化学染料に比べて環境負荷が少ないため、SDGsのメッセージを広めるアイテムとしても適しています。

今治タオルコースター

新居田物産の今治タオル残布をアップサイクルした「今治タオルコースター」

高品質な今治タオル生地の残布を使用した、吸水性抜群のコースターです。オリジナルの刺繍名入れやプリントネーム加工を施すことで、ノベルティアイテムとして活用できます。

  • サイズ:10×10cm
  • 仕様:表面シャーリング/裏面パイル
  • 加工:プリントネーム、社名・ロゴ等の刺繍によるオリジナルタオル製作が可能
  • 価格:タオルボディ1枚あたりおよそ100円+加工代金(刺繍またはプリントネーム)

このタオルコースターには、今治ブランドネームタグが付けられるので、品質の高さもPRできます。

予備タオルの廃棄ゼロを目指した取り組み

新居田物産では上記アップサイクルの取り組み(Parcsプロジェクト)に加えて、タオルの製造過程で発生する予備タオルについても、廃棄物を減らすための取り組みを行っています。

タオル製造工程における予備タオル(余剰分)の解説
余剰分(予備タオル)とは

紙媒体の印刷業で「予備紙」と呼ばれるものと同様に、タオル製造でも製造時の不良発生に備えて、注文数に加えて一定数の余剰分(予備タオル)を製造します。

たとえばタオル1,000枚のご注文に対し、不良発生を考慮して1,100枚製造(+10%)したとします。
製造したタオル全体のうち30枚が検品で不良となった場合、品質を満たしたタオルが注文数の1,000枚+70枚出来上がります。

この不良発生に備えて生産される予備タオルは、品質に問題がなく正規品としてそのまま使用できるにもかかわらず、やむを得ず廃棄されていました。発注元のブランドアイテムゆえに、当社判断での再活用が難しいのです。

新居田物産だけでも年間3トンに達する廃棄タオル

こうして廃棄される残ったタオルは、新居田物産だけで年間3トンにも達します。

そこで、新居田物産は以下の2つの方式を提案させていただき、発注企業と連携した廃棄物削減を目指しています。

1. 不良発生リスクを了承いただいた上で注文数ジャストの製造を行う

タオルの製造不良に備えた余剰分の製造(予備タオル)を行わない方法
注文数ちょうどで製造する方法

一つ目の方法は、ご注文いただいた枚数ちょうどの数量でタオルを製造し、もし製造過程で不良品が発生した場合、最終的な納品数が希望数に満たない可能性があることを事前にご了承いただくものです。

たとえば、1,000枚のタオルをご注文いただいた場合、予備の枚数は製造せず、1,000枚ちょうどで製造を行います。そのため、万が一不良が発生し、納品できる枚数が970枚など少なくなるリスクをご理解いただいた上で、ご注文いただくことになります。

この方法の利点は、そもそも余剰分のタオルを製造しないため、製造コストを抑えつつ廃棄物を減らせることです。しかし、配布先の人数が確定しており、当初ご希望された枚数がどうしても必要な場合には、この方法は適していません。

2. 余剰生産分も発注企業にお買い取りいただく方式

タオルの製造不良に備えた余剰分の製造(予備タオル)、検品に合格した余剰分は買取する方法
予備タオルをお買取いただく方法

二つ目の方法は、不良品の発生を考慮して、注文数よりも少し多めに製造した余剰分のタオルを、割引価格(半額)でお買い取りいただくというものです。

たとえば、1,000枚のタオルをご注文いただいた場合、不良発生を考慮して1,100枚を製造します。当初数量の1,000枚に加え、検品に合格した余剰分(例えば70枚)を正規価格の半額でお客様にご購入いただく形となります。

この余剰分のお買い取りは、ご注文数の上限5%を目安としており、例えばご注文数が1,000枚であれば、多くても50枚程度となります。3%であれば30枚といった具合です。これは、発注企業にとって過度な負担とならない範囲でご提案させていただくものです。

もし多少タオルの枚数が増えても問題ないという場合には、発注者である企業にとって、余剰分を通常よりもお得な価格で購入できるというメリットがあります。

予備タオルの廃棄を削減するためのこれらの方法は、どちらも当初の注文数から納品される枚数が変動する可能性があるため、まだ一般的な取引方法として広く普及しているわけではありません。しかしながら、資源の無駄をなくし、循環型の社会を実現していくために、発注者と製造者が協力して取り組んでいけることを願っております。

まとめ

今治のタオル製造会社、新居田物産

新居田物産のSDGsタオルは、環境に配慮した企業姿勢を効果的にPRできるノベルティとしてご活用いただけます。廃棄予定の資源を再活用し、環境負荷を低減しながらも、高品質で実用的なタオル製品を提供します。

貴社のサステナビリティへの取り組みを形にするSDGsタオルとして、Parcsハーフミニタオル、藍染めミニタオル、今治タオルコースターをぜひ企業ノベルティにご検討ください。環境への優しさを伝えるノベルティは、社会からの共感を呼び、企業価値の向上に貢献します。

SDGsタオルについてのご質問はもちろん、予備タオルの廃棄を少なくするための取り組み・製造方法につきましても、ぜひお気軽にご相談ください。