「地域の魅力を伝えるグッズを作りたい」「写真を使ったタオルは作れる?」 そんなご要望をお持ちの方へ。本企画「タオル製作事例を深堀り」では、オリジナルタオル製作のヒントを、実際の製作事例をもとに分かりやすく解説します。

今回は、インクジェットプリントで作成した、観光地の風景や名物が満載の「ご当地デザインのミニタオル」です。

この記事を読めば、写真や多色イラストを使ったオリジナルタオルの作り方が、きっとイメージできるはずです。

このオリジナルタオルの3つの製作ポイント

まずは、このタオルの仕様を見てみましょう。

  • アイテム: ミニタオル
  • サイズ: 約20cm × 20cm(角丸)
  • 生地: 綿100% 表シャーリング/裏パイル
  • 印刷方法: インクジェットプリント(フルカラー)

なぜ、このような複雑なデザインのオリジナルタオルが作れるのでしょうか。その秘密は「インクジェットプリント」という印刷方法にあります。製作のポイントを3つに絞って見ていきましょう。

ポイント1:写真やグラデーションも鮮やかに再現

インクジェットプリントは、タオル生地に直接インクを吹き付けてデザインを表現する方法です。版が不要で、写真の繊細なディテールや色の濃淡(グラデーション)も美しく再現できます。 新居田物産では、自社開発したインクジェットプリント専用のタオル生地と9色のインクを使用し、デザインをさらに鮮やかに仕上げます。

ポイント2:何色使ってもコストは一律

従来の印刷方法(シルクスクリーン)では、色数が増えるほど「版代」がかさみ、コストが上がってしまいました。 しかしインクジェットプリントなら、何色使っても印刷コストは変わりません。「あれもこれも入れたい!」という想いを、コストを気にせずデザインに盛り込めます。

ポイント3:小ロットから製作OK

版を作らないインクジェットプリントは、比較的少ない枚数(100枚〜)からの製作にも柔軟に対応できます。「イベント限定デザイン」や「テスト販売用」「選手の人数分デザイン」など、多品種を小ロットで展開したい場合に最適な印刷方法です。

【データで体感】このタオル、元のデザインデータを見てみませんか?

「百聞は一見に如かず」ということで、実際にこのオリジナルタオルを製作したデザインデータをご用意しました。

(画像クリックでPDFファイルを表示)

「データ入稿」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、構造はとてもシンプルです。

データを見ると、仕上がりサイズの外側に「塗り足し」という領域があるのが分かりますね。これは、裁断時にデザインが途切れないようにするための大切な部分です。

※メローとは:タオルや布の端をメロー糸で巻いてロックミシンでかがる縫製方法です。指定いただいた色に近しい色でメロー巻きして仕上げます。

このデータのように複数の写真を組み合わせた複雑なデザインも、インクジェットプリントにより驚くほど忠実にタオルへと描き出されます。あなたのアイデアがここからカタチになっていく、その第一歩をぜひ体感してみてください。

もちろん、データ作成に不安がある方もご安心ください。弊社スタッフが責任を持ってサポートします。

よくあるご質問(FAQ)

インクジェットプリントでのオリジナルタオル製作に関して、お客様からよくいただくご質問をまとめました。

校正サンプルは作れますか?

写真の解像度は?

文字の大きさは最低どれくらい必要ですか?

フォーマットはありますか?

どうやって注文したらよいですか?

指定した色は確実に再現されますか?

まとめ:あなたのアイデアを、タオルに込めてみませんか?

今回は、インクジェットプリントで製作した「ご当地ミニタオル」をご紹介しました。

  • 写真やグラデーションも鮮やかに再現
  • 色数を気にせず、フルカラーでデザイン可能
  • 小ロットからでも作れる

これらの特徴を活かせば、あなたのアイデアや地域の魅力を、実用的なオリジナルタオルというカタチにすることができます。

「こんなデザインは可能だろうか?」「まずは概算の費用だけ知りたい」 そんなアイデア段階のご相談も大歓迎です。経験豊富なスタッフが、最適なプランをご提案させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。